ノークレーム・ノーリターンは意味がない!メルカリのキャンセルや返品について
出品者のプロフィール欄や商品の説明に「ノークレーム・ノーリターンでお願いします。」、「NCNRでお願いします。」、「3N」と書かれていることがあります。
(ちなみにNCNRはノークレームノーリターンの略、3Nはノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセルの略でヤフオクなどのオークションで昔からよく使われています。)
ノークレーム・ノーリターンとは「商品に何か問題があってもクレームも返品も受け付けませんよ。」ということです。
しかし、メルカリ事務局は届いた商品が説明に書かれている内容と異なる、偽物、商品が破損しているといった場合は出品者へ相談するようにと促しています。
仮に出品者が「ノークレーム・ノーリターン」と記載していることを理由に返品・返金を断ってきたとしても、なんら効力はありませんので諦めずに交渉しましょう。
返品・返金時に気を付けること
返品・返金を成功させる重要なポイントは受取評価を絶対にしてはいけないということです。
購入者は商品を受け取ったら受取評価を行いますが、受取評価を行うと出品者へ購入代金が振り込まれる仕組みとなっているため、返品・返金を行う場合に受取評価が完了しているとメルカリ事務局での対応が難しくなるとガイドにも記載されています。
受取評価の前に必ず商品の検品をするようにしましょう。
返品・返金の手順について
メルカリでの返品・返金の流れは以下の通りです。
- 出品者に対してコメント欄で商品違いや不良品、破損などの状況を説明して返品・返金の意志を伝えます。
- 出品者・購入者がお互い返品・返金に同意のもと商品を返送します。
- 商品を返送する場合は出品者へ確実に届いたか確認できるように追跡に対応したサービスで配送することをおすすめします。
- 商品が出品者の手元に届いたら、お問合せフォームから商品名・取引相手のニックネーム・経緯を入力して送信します。
- メルカリ事務局にて返金依頼を確認しだい返金手続きを行います。
送料はどちらが負担するべきか
返品・返金で一番トラブルになるのは送料をどちらが負担するのかということです。
メルカリ事務局は出品者と購入者のもめごとには干渉や仲裁はしないため、自分たちで解決する必要があります。
当然だれでも送料は支払いたくないので相手に支払わせようとしますが、冷静に出品者側の問題なのか購入者側の問題なのか見極めてお互いに理解して解決するようにしましょう。
送料をどちらが負担するかは双方で決めるのが一番よいですが、目安として出品者と購入者、どちらが送料を負担するべきか目安としていくつかのケースを用意しました。
まずは出品者が送料を負担した方がよいケースです。
出品者が送料を負担すべきケース
出品している商品の説明や写真と実際に届いた商品が違った
出品した商品と違う商品を発送したり、商品説明の型番や商品名などを間違って記載している場合です。これは購入者に非はありませんので出品者が送料を負担した方がよいでしょう。
到着した商品が破損していた
配送中に商品が破損する場合があります。
定形外郵便などは送料が安いのですが、破損や紛失に対する補償がないので全額損してしまいますので、補償のついたらくらくメルカリ便を利用することをおすすめします。
偽物、模倣品だった
偽物、模倣品をメルカリで販売することは禁止されています。
万が一、偽物と知らずに出品していた場合、購入者から指摘された場合は速やかに返品・返金に応じましょう。
最悪の場合、メルカリ事務局からアカウントを停止される可能性があります。
続いて購入者が送料を負担した方がよいケースです。
購入者が負担すべきパターン
思っていた商品と違った
商品説明に書かれている内容は正しいのですが、到着した商品が自分のイメージと違った場合など、購入者の自己都合による返品は送料を購入者が負担した方が良いでしょう。
到着した商品が不要になった
購入したときはものすごく欲しかったのに、実際到着したらやっぱりいらないとなった場合も購入者の自己都合になるので送料は購入者が負担した方が良いでしょう。
返品やキャンセルはトラブルになる可能性が高くなり、解決まで時間や手間がかかります。出品する場合は出品ミスは発送ミスをしないように、購入する場合は本当に欲しい商品か、商品が間違っていないか確認して返品やキャンセルになるリスクを少しでも減らすように心がけましょう。